斜め上の一人暮らしのお年寄りがどうしても心配だった話。

こんにちは、きゅうぞうです。

連休初日、いかがお過ごしでしょうか?

 

私の住まい・千葉は、あいにくのどんよりお天気。

さきほどチラッと太陽が顔をのぞかせてくれましたが、

恥ずかしがって、また隠れてしまいました。

 

おーい!恥ずかしがらず、出ておいで~(笑)

 

おまけに気温も低いですね~

ホットカーペットのぬくもりがたまらなく心地いいです。

お昼に食べた塩ラーメンも、よりおいしく感じました。

 

こんな時でないと楽しめないこともあると思えば、

たまにならこんな気候も許せそうです(^^)

 

皆さんはご近所さんとどんなお付き合いをしていますか?

 

私は女性の1人暮らしということで、

引っ越しの際も迷いに迷って、結果的にご近所へのご挨拶をしませんでした。

 

とはいえ、エレベーター前や廊下で出会ったら、

極力明るく挨拶をしていますよ。

 

こうすることで、その住居全体の雰囲気も風通しよくなって、

いいな~と思って。

 

あっ!でもたった1度だけ、私よりも後に引っ越しをしてきた、

下の階のご夫婦にご挨拶したことはあったな~

 

引っ越しの作業をしていて、

新婚さん風の若いご夫婦で、とても感じがよさそうだったので、

「上の階のものです」って感じでご挨拶をしました。

(その後、1、2回ちょっと出かけた時のお土産などを渡し合うような、

いい関係が気づけました。

でも、あっという間にお引越しされてしまったんです~)

 

ご近所さんが、ご夫婦とかご家族とかだとちょっとホッとします。

もちろん、同性である女性の1人暮らしの方もOK。

 

一番躊躇するのが、一人暮らしの男性です。

若ければ若いなりに、ちょっと身構えるし、

年齢がいっていればいっているで、

なんともいえない独特な緊張感を覚えます。

 

上下階、両隣のお宅に出向いて確認したわけではありませんが、

推察するに、現在の私のご近所さんはほぼほぼ男性の一人暮らしなんです。

 

お向かいの方は、2、3年前に引っ越してこられた方。

ものすごく几帳面なのか、

1度掃除機をかけ始めると4、5時間かけているような人です(汗)

しかも決まって、夕方の5時あたりからかけだすという・・・。

なので夜9時過ぎても音がする時があるくらい。

 

かなり独特なキャラクターの方?のようです。

 

上の階の方は、私よりも前から住んでいるようで、

「おはようございます」「こんにちは」など、

こちらが声に出して挨拶しても1度も返してくれない方。

 

暗いのか?人とコミュニケーションを取るのが苦手なのか?

最初は理解しようとしましたが、

いまでは諦めの境地です(笑)

 

噂によるとそろそろ定年だとかで、

毎日じと~っと1日中在宅するのかと思ったら、

ちょっとした圧迫感を感じずにはいられません(笑)

 

で、今回気になったのは、その“無挨拶アラ還オトコ”のお向かいさん。

我が家の斜め上の階にお住いのオジサンなのです。

 

もうとっくに還暦を過ぎ、

多分70代ではなかろうか、というお年頃の方です。

おじいさんというべきか、オジサンというべきか悩む年代です。

 

私が引っ越してきたころは、

まだまだ元気で、近所のスーパーに出かける姿や、

スーツやコートを着て外出する姿も見かけていました。

 

一人暮らしの高齢男性にしては、

キチンとした格好だなと感心していたくらいです。

 

その出来事が起こったのは、たしか15日の月曜の朝でした。

朝出勤しようと家を出て、共有の廊下を2、3歩歩きだしたら、

「えっ?!こんなところに?」というものがぽつんと置かれていたんです。

 

何だと思いますか?

革靴と、その靴の中に靴下が丸め込まれているんです。

 

しかも左右の靴はあっちこっちに散らばっているわけではなく、

そこまでピタッとではないものの、

キチンと揃えられて置かれていました。

 

表現は適切じゃないかもしれませんが、

よくドラマとかで、これから自殺しますという人が靴を脱いで、

その場に置き去りにするような、あんな感じだったんです。

 

ものすごい違和感を覚えたものの、

どうすることもできず、とにかく出かけました。

 

その日の帰宅時、「まさかね」と思いながらも、

どうなったかが気になり、廊下をカクッと曲がると、

朝とおんなじそのまんまの姿で置かれているんです。

 

うーん、ますます謎は深まるばかり。

 

朝見た時は、誰か夜酔っぱらって帰って、

間違えてそこで脱いでしまって置きっぱなしなのかな、と思っていました。

 

でも酔っぱらったのなら、酔いがさめたら思い出すのでは?

いったい誰が、何のために?

 

こういう時、家に帰ってもその共通の話題で盛り上がれる相手がいない、

というのは結構つまらないものです。

 

翌日、火曜の朝・・・。

左右ふたつの靴&靴下セットは微動だにしていません。

そしてその夜も変わらず・・・。

 

だんだんと、斜め上のオジサンが気になりだしました。

 

というのも、最近めっきり老け込んだな~と思っていたばかりだったから。

出かけるときにキチンと今までのような服装をしているのですが、

歩き方や佇まいが、グンと年齢や衰えを醸し出していました。

 

お向かいの“掃除機4時間オトコ”は、革靴というよりスニーカーという感じだし、

上の“無挨拶アラ還オトコ”は、

鍵のかけ忘れがないかを4回も5回も確認するような、

超のつく心配性なので、きっと違うはず。

 

靴も雰囲気や使いこみ方、

そして消去法により斜め上のオジサンが急浮上しました。

 

初めて靴を見かけてから、3日くらいたって撤去されたのですが、

本人がハッと思い出したのか、

はたまたお掃除の方が撤去したのか分かりません。

 

そもそも、靴以上にオジサンの安否が気になって仕方なくなってきました。

 

何度か、わざわざ外に出てベランダ側から電気がついているかどうかも確認してみました。

 

やっと何日か目にして無事確認できたので、

ようやくホッとできました。

 

とはいえ、一人暮らしのお年寄りです。

もしも・・・ということも無きにしも非ずです。

 

もしそうじゃなくても、

ご近所にも気にかけている人がいるんだよってことだけでも知ってもらえたらなと。

 

初目撃から数日たってしまいましたが、

重い腰を上げて管理事務所に連絡をすることにしました。

 

事務所の人は、お掃除の方に確認するということと、

気にかけてみますねと、いってくださいました。

 

こういうことって、気になったら自分が動いた方がいいなって思いました。

私じゃない誰かもやってくれているのかもしれないと思い、

そのまま放置しておいてもいいかとも思いました。

 

でも気になってモヤモヤするなら、

たった一言でも、ほんのちょっとでもアクションを起こすと、

自体は何か動き出すし、

自分自身の精神衛生上もいいみたいです。

 

私だって一人暮らしですもん。

いつなんどき、誰かの助けがいることになるかなって、

分かりませんものね。

 

オジサンの、

外に出ている、元気なお姿を早く見られたらいいなと思います。

 

これから一人暮らし世帯がドンドン増えていくことは目に見えています。

見守りサービスみたいなものも随分出てきているようですが、

人と人のあたたかさや、ちょっとしたこころ配りで、

特にご高齢の一人暮らしがよりよくなったらいいな。

 

今日あたり、管理事務所の方にその後の経過を聞いてみようと思った、

連休初日でした。