「金のなる木」が、じっと春を待ちわびています
こんにちは、きゅうぞうです。
2月とは思えないような、あたたかな日が続いていますね。
とはいえ、北国の方々はまだまだ寒い日が続くかと思います。
でも季節は、着実に一歩ずつ春へと歩みを進めています。
生活の中に小さな春を取り入れてみてはいかがでしょう。
お花でも春野菜でも、おしゃれでもいいですね。
本格的な春が到来するまでの、この待機時間も、
楽しみたいものですね。
皆さん、「金のなる木」って知っていますか?
ご馳走してくれたり、
洋服やバックなど欲しいものを買ってくれるような
スポンサーのことじゃありませんよ(笑)
ふっくらした葉っぱが特徴の、植物のことです。
この「金のなる木」というのは通称でして、
和名はフチベニベンケイといいます。
でもお花屋さんでも「金のなる木」と書かれて
売られているのをよく見かけます。
ベンケイソウ科に属する植物で、
ぷっくりとカワイイ多肉植物がたくさん属しているんです。
金のなる木と呼ばれるのには、
葉の形が丸く五円玉のようだというところからだとか。
ほかにも、新芽がまだ小さいうちに、
新芽に五円玉を通してそのまま成長させて、
お金がたわわに実ったようにする育て方が流行ったりしたんですね。
(そういえば、実家の母もやっていた記憶が・・・^^;)
そんなことからか、成金草(なりきんそう)なんて
呼ばれてもいるそうです。
花言葉もなんだかリッチになれそうなものばかりで、
「幸運を招く」とか「富」とか、諸説あるようです。
実は我が家には、自慢の金のなる木があるんです。
1人暮らしを始めた時、実家にあったものを母が枝分けしてくれて、
なのでもう10年以上、苦楽を共にしている同志みたいな存在なんです。
寒い日も暑い日も、ベランダの定位置にじっと腰を据えて。
文句ひとついわず、すくすくと育ってくれました。
その金のなる木が、今年もつぼみを持ってくれたのです。
しかも昨年に続き、2年連続というのは初めてなので、
すごーくうれしくって、楽しみで仕方ないんですよ。
これまでも数回花を咲かせてくれたことはあったのですが、
毎年必ずつぼみをつけるわけでもなく、
それだけに、とても貴重でありがたさが大きいのです。
今回のつぼみに気づいたのは、昨年末。
忙しさにかまけて、
じっくりとベランダで目をかけてあげられていなかったのですが、
ふと目をやると、まだ緑色の小さなプチプチを発見!
うれしくって、それから欠かさず見るようになりました(^^)
植物って、日々の成長をみるだけでも、
本当にいい癒しや楽しみになるんですよね。
私のような一人暮らしだと、自分以外の生命を育む行為って
生活に張りを持たせてくれるんです。
とはいえ、あまりにもデリケートな植物だと、
育てにくく、残念な結末を迎えてしまうとかわいそうになってしまうので、
育てやすさも大切です。
初めは接ぎ木してもらった、小さな茎だったのが、
樹齢?10年ともなると、一番太い幹はちょっとした“木”のような
どっしりとした佇まいです。
緑だったつぼみが、だんだんとピンク味を帯びてきて、
これからまた季節の歩みと共に、変化していくのが、
そしてそれを見られることが、今とっても楽しみなんです。
明日はいいお天気になるそうなので、
久しぶりにお水をあげて、じっくり愛でてあげたいな。
大切に、可愛がりながらも甘やかしすぎず、
開花までを見守っていきたいと思います。